【リアルレポ】矯正のための抜歯ってどんな感じ?痛み・当日の流れ・抜歯後の経過

矯正

前回の記事では抜歯矯正のメリット・デメリットを踏まえて後悔しないポイントをお話ししてきました。

「実際の流れはどんな感じ?」
「痛い?怖い?」

抜歯矯正をすることになり、このように不安や疑問を感じている方もいると思います。

この記事は以下のような方におすすめです!

  • 抜歯矯正をすることに決めたけど、イメージがつかない
  • 実際に体験した人の話を聞いてみたい

今回は、抜歯矯正をする方や実際の流れを知りたい方に向けて、抜歯が決まるまで・当日の流れ・痛みの実際といった、私の経験談をメインにお伝えしていきます。

事前準備〜診断から抜歯予約まで〜

診断まで:精密検査で治療方針を決める

私は矯正歯科に無料カウンセリングに赴き、そこで矯正を開始することを決めました。そうと決まれば、はじめにするのが精密検査です。精密検査の内容は

  • 顎のレントゲン撮影
  • 口元の写真撮影
  • 歯型の採取

です。この検査は痛みはありません。ここでひとつ知っておいていただきたいのが、”嘔吐反射が強い方は治療が辛くなるかもしれない”ということです。

最初の試練として、歯型の採取があります。口の中に粘土のようなものを入れてその型が固まるまで2、3分耐える必要があります。普段の歯科治療でも気持ち悪くなる方は、辛いかもしれません。

嘔吐反射は出ませんでしたが口を大きく開けてずっと何かが口の中に入っている感覚が初めてで違和感はありました。出来上がった型をみるのが楽しみでした!

精密検査から1ヶ月後、治療方針を決めるための診察がありました。「将来のことを決める話になるから誰か連れて来たかったら、一緒にどうぞ」と医師からお話しがありました。私は治療方針なども自分で決めるつもりだったので、一人でいきましたが心配な方は家族と一緒に行って話を聞くのもいいかもしれません。

そこでは歯科医師と治療方針を決定するための面談があります。この時点では、矯正をすることが確定したわけではないので、精密検査の結果を踏まえて、矯正をするのかしないのかを決めることになります。

そして精密検査から約1ヶ月後。
精密検査の結果、私の歯の状態は

  • 上顎は前突している
  • 下顎は収まるスペースが足りず、がたつきがある
  • 歯の大きさは普通で顎が少し小さめのためバランスが悪い

とのことでした。そのため、治療方針としては

  • 上下の4番の歯を抜歯しての抜歯が必要
  • 治療期間はワイヤー装着してから3年が目安
  • アンカースクリューも使用し歯を後ろに引っ張る
  • 将来的には親知らず4本の抜歯も必要

となりました。この診断・治療方針を受けて、私は抜歯矯正をすることに決めました。

実際に数字をみて自分の歯の状態を知ることができたので、お金がかかりますが治療をしようか迷っている方は判断基準として精密検査を受けてみる価値はあるかと思います。

スケジュール確定まで:受診予約と抜歯予約

抜歯矯正をすることがきまったわけですが、
私の通院しているところは矯正専門の歯科です。抜歯は紹介状を書いてもらい、他の歯科医院を探しました。

私の通院した一般歯科は

  • 予約をとってから紹介状を持参し受診
  • 歯の状態を確認し、抜歯のスケジュール決定
  • 1本ずつ抜歯

といった流れでした。

抜歯の流れは医院によって違います。事前に電話で問い合わせをし、

  • 受診日当日に抜歯が可能か
  • 何本ずつ抜歯ができるか

を確認するように矯正歯科からアドバイスを貰いました!


予約日に紹介状を持って受診し、まずは歯の状態を確認されました。
その後、写真を撮影、レントゲンも再度撮影し抜歯はその歯科で可能とのことで、次回抜歯の予約をとって帰りました。

当日〜抜歯から帰宅後の過ごし方〜

歯科医院での抜歯の流れ

  • 受付し、麻酔
    予約の時間に受付を済まし、案内されたら歯茎に麻酔をかけます。
    抜歯する歯の近くに注射器で麻酔を注入されます。ちくっと痛みはあります。
  • 麻酔が効くまで待機
    5分ほどそのまま待機。じわじわと麻酔が効き始め、感覚がなくなり痺れるような感じがあります。
    麻酔がちゃんと効いているか、歯茎を触って確かめます。
  • 抜歯
    麻酔の効きを確認したら、いよいよ抜歯です。見えないので実際は分かりませんが、歯をぐっぐっと引っ張られる感覚です。全く痛みはありません。
    歯によって抜けやすさは違うのですが、大体2分くらい、遅くても5分以内には抜けていたように思います。
  • 止血
    抜歯後は出血があるためガーゼをしっかりと噛み、15分ほどそのまま経過観察で診察台に座っていました。途中で止血具合を確認され、止まっていれば再度ガーゼを挟み、30分ほどは噛んでおくようにと言われました。
  • 問題なれば帰宅
    止血ができていれば、そのまま帰宅です。感染予防の抗生剤と、痛み止めを処方されます。

麻酔をかけてから抜歯までは、本当に一瞬です。最初は怖かったですが、全く痛みもなく止血も確認してもらえたので私は安心できました。

帰宅後の過ごし方

当日帰宅してからは、優しい食事にし、抗生剤を内服し、痛み止めを飲んで安静に過ごしました。

一番気になるのは痛みだと思います。
抜歯後すぐは麻酔が効いているのでビリビリと痺れる感覚がありますが、30分ほど経つと少しずつ麻酔が切れて痛みも出てきます。

食事についてはスープやお粥などの、歯茎でたべられるようなものをおすすめします。こちらの記事も参考にしてみてください。

抜歯後の1週間の経過

抜歯してから落ち着くまでが大体1週間です。その間の経過も気になると思うので説明します。

痛み

1週間程度で治ると言われていますが、私は2日目には治っていました。(1本だけ1週間以上痛みがあったこともありましたが、それはまた別の記事にしようと思います。)痛み止めを処方されていたので、当日・次の日までは内服していました。
痛くて食事ができない程ではありませんでしたが、なるべく傷口の刺激にならないように食事は柔らかいものを継続していました。

腫れ

腫れについては前歯だったこともあり、特に気になることはありませんでした。

親知らずは腫れてしまうことが多いようです。

傷口

最初は出血している傷口ですが、徐々にかさぶた(血餅)ができてきます。これが蓋の役目をしてくれています。穴は徐々に肉が盛ってきて、1ヶ月経過する頃には普通の歯茎の見た目と一緒になっていました。

感染が怖いので、処方された抗生剤は欠かさず飲みきり、口の中を清潔に保つようにしていました。ただ、うがいや歯ブラシの刺激により傷口を傷つけてしまわないよう、細心の注意を払っていました。

まとめ

抜歯は怖いイメージが先行してしまうと思います。実際は麻酔を使って痛みなく、あっという間に終わります

大事なのは、抜歯後の過ごし方です。

  • 処方された抗生剤を正しく服用する
  • 激しい運動や入浴など、体温が上がり血流がよくなるような行動を避ける
  • 傷口を刺激しない

特にこの3つを守って過ごしていけば、抜歯後のトラブルも最小限で経過すると思います。

この記事が抜歯を考えている方の参考になれば幸いです。みなさんの矯正ライフがすこしでも良くなることを願っています!

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