アンカースクリューは痛い?メリット・デメリットと体験談まとめ

こんにちは!たせちゃです。

「アンカースクリューって痛い?」
「ネジを入れるの?」

こんな不安や疑問をお持ちの方に、今回はアンカースクリューについてまとめました。

この記事は以下のような方におすすめです!

  • アンカースクリューについてイメージが湧いていない
  • どんな人がアンカースクリューが必要か知りたい

実際にアンカースクリューを使用してワイヤー矯正中の私がアンカースクリューの基本から実際に装着してみた感想まで紹介します。

アンカースクリューとは?仕組みと役割を簡単に解説

アンカースクリューは、矯正で使われる小さなネジのようなものです。その名の通り、
アンカー(Anchor):固定源
スクリュー(Screw):ネジ

を組み合わせたものです。補助的装置の役割を果たしています。アンカースクリューを使うことで、効率的に治療を進めることができます。

どんなときに使われるのか

矯正の治療では、主にワイヤーを使用して歯を動かしていきます。後ろに引っ張る際に顎の骨に埋め込んだアンカースクリューを固定源とし、ゴムを引っ掛けることで効率的に歯を動かすことができます。

どこに打つのか(場所の違いで何が変わる?)

一般的には、上顎、奥歯周辺の骨に打ち込まれることが多いです。

  • 上の前歯全体を内側に入れたい場合:上顎の裏側
  • 奥歯をさらに後方に、または奥歯の動きを抑えたい場合:奥歯周辺
  • ガミースマイルを改善したいとき:前歯周辺
  • 下の歯を後方に動かしたいとき:下顎

目的に応じて打つ場所が変わりますが、全て固定源として使うために利用されていることがわかりますね。

私がアンカースクリューを使うことになった理由

私の場合、上顎前突で歯が前に出ていました。精密検査後の説明の際に抜歯が必要なことを歯科医師から説明されており、そのときにアンカースクリューも一緒に使うことを説明されました。

抜歯をする人はその分歯の隙間を埋めるために、大きく動かす必要があります。そのため、アンカースクリューを使用する確率が高いかもしれません。

アンカースクリュー装着の流れ

麻酔をかけるところまでは、抜歯とほぼ同じです。

  • 受付し、麻酔
    予約の時間に受付を済まし、案内されたら歯茎に麻酔をかけます。
    抜歯する歯の近くに注射器で麻酔を注入されます。ちくっと痛みはあります。
  • 麻酔が効くまで待機
    5分ほどそのまま待機。じわじわと麻酔が効き始め、感覚がなくなり痺れるような感じがあります。
    麻酔がちゃんと効いているか、歯茎を触って確かめます。
  • アンカースクリュー埋め込み
    麻酔が効いていることを確認したら、いよいよ埋め込みです。大体左右対称の位置に入れることになると思いますが、片側5分もかからないくらいです。
    埋め込むときに工事現場のような音が聞こえ、骨に響くように感じました。音だけ聞いていると心配になりますが、痛くはありません

麻酔が切れるまでは飲食はできませんが、それ以外は特に制限はありません。

その後はお手入れの方法を教えてもらい、帰宅しました。手入れの具体的な方法としては、アンカースクリューを埋め込んでいる周囲は普通の歯ブラシでは汚れが取りにくいため、タフトブラシを使用してのケアが必要とのことです。


アンカースクリューの痛みは?腫れは?

歯茎に打っている麻酔がしばらくは効いているので、痺れる感覚が続きます。30分ほど経つと徐々に麻酔が切れてきて痛みは感じます。ただ、私の感想としては、痛み止めを飲むほどの痛みではなく、アンカースクリュー関連で痛みや腫れで辛いと感じたことはありませんでした。

腫れや感染を防ぐためには、しっかりとタフトブラシで磨くことが大切だと思います。

取れやすいって本当?外れたときの対応

一定数外れることがあるそうで、実際に私がアンカースクリューを埋め込むときも「もし外れてもあることだから気にしないでね」と言われていました。

顎の骨の柔らかいところに打ち込むことで、ネジが緩くなり抜けてしまうことがあるそう。緩くなる人は何回もとれやすいとのことです。また、強い刺激なども外れてしまう原因となります。

外れた場合は再装着できるとのことでしたが、何度もするのは避けたかったので、アンカースクリューを刺激しないように硬いものを食べるのを避けタフトブラシで優しく磨くように心がけていました。特にトラブルはありませんでした。

アンカースクリューのメリット

アンカースクリューについて少しずつわかってきたところで、メリット・デメリットもまとめてみます。

治療が早くなる

アンカースクリューが固定源となることで、動かしたい目的の歯を確実に、効率的に動かすことができます。これにより、治療期間が早くなる可能性があります。

外科手術が必要なくなる場合がある

本来、外科手術をしてやっと治療できた状態の症例でも、アンカースクリューを用いて歯を大きく動かすことができるため手術なしでの治療が可能になる場合があります。

アンカースクリューのデメリット

痛みや違和感

多くは2〜3日で改善するとのことですが、装着してすぐの頃は歯茎に痛みや違和感を覚える方もいます。

取れるリスク

こちらは先述の通りです。また、とれてしまった部分の骨は数ヶ月かけて徐々に回復していきます。

清潔管理が必要

基本的なことですが、歯茎に装置を埋め込んでいるため、隙間から感染を起こして骨にまで感染が広がってしまうリスクもあります。口腔内を清潔に保ち、感染を防ぐ必要があります。

まとめ

アンカースクリューのことをはじめて聞いたらネジを埋め込む?それって大丈夫なの?と心配になるかもしれませんが、こうして必要性を知ると安心できますね。

心配なことがあれば、歯科医師に相談することをおすすめします。

みなさんの矯正ライフに少しでもお役に立てたら幸いです!

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